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Cell Metric® CLD – シングルセルイメージングシステム (Solentim)

Cell Metric® CLDはベンチトップ型の高解像度イメージングシステムです。抗体を生産する細胞株構築(Cell Line Development)等を加速化させるために開発されました。温調機能や自動プレートローダーを備えているため、複数枚のプレートの自動測定が可能です。Cell Metric®は明視野の撮影で単一細胞の確認ができます。既存のシステムでは難しかったウェルのエッジ付近の細胞も見逃しません。専用ソフトウェアを使用すると、規制当局への提出も見据えたレポートを作成することができます。
Cell Metric CLD

カタログおよび資料・情報

クローナリティの重要性

新規バイオ医薬品やバイオシミラーの開発のためには安定発現株の構築が必要です。モノクローナリティの評価は、その過程において重要な要素を占めます。その理由は以下の2点に基づいています。

    • 規制当局(US FDA、EMA)からの要求
    • 科学的見地からの妥当性

近年、規制当局が生産細胞のクローナリティに関して非常に注目していることはよく知られています。また、医薬品の均一性を高める観点からもモノクローナルな細胞集団をマスターセルバンク(MCB)化することが望ましいことも知られています。

Cell Metric® CLDの特長

ウェル全体をカバーする明瞭な明視野画像

Solentim社独自の撮影方法により、ウェルのエッジ付近まで明るく撮影することが可能です。エッジ付近に細胞が存在したとしても、はっきりとしたコントラストを持って表示されます。
従来の装置(左図): 通常の明視野による画像はウェルのエッジ部分が暗くなります。Cell Metric®(右図): 画像はエッジも含めたウェル全体が明るく、鮮明です。

ウェル毎に自動でフォーカス位置を変更

Cell Metric®は各ウェルの撮影前にフォーカスの位置を自動調整します。その結果、全てのウェルでフォーカスの合った画像が得られ、従来問題になっていた細胞が居るのに撮影できていないなどの問題を減らせます。
Cell Metric Scanning

高精度なスティッチング

繋ぎ目の無い画像を取得できます。従来の装置では偶然にも細胞が繋ぎ目に存在すると、細胞が1個なのか2個なのかを判断しづらいですが、Cell Metric®は単一細胞を間違いなく確認できます。
stitching従来の装置(左図): 画像の貼り合わせの精度が低い場合、画像のズレや画像間に空白が見られる場合があります。Cell Metric®(右図): 画像貼り合わせは高精度であるため、シームレスな画像を得ることができます。

プレートの置き間違いを防止するバーコードリーダーを搭載

バーコードリーダーが搭載されていると、バーコードが認識できるようにプレートを置かなければならないため、プレートの置き間違えを防止できます。通常の装置ではプレートを置き間違えた場合でも気付かず測定してしまいますが、Cell Metric®はその心配がありません。撮影データの管理にもバーコードが用いられるため、異なるタイムポイント間の撮影データの紐付けも正確に行われます。また、プレート名などの入力ミスも軽減できます。
Barcode Scanバーコードリーダーの使用の有無はソフトウェア上から選択します。

細胞培養プレート(クリア)で撮影可能

Cell Metric®での撮影にはプレートの色の制限はありません。通常のフラットボトムの細胞培養プレート(クリア)で撮影が可能です。
Clear Plate on Cell Metric

複数枚のプレートの撮影に対応する便利な機能を搭載

Cell Metric® CLDはヒーターを搭載しているため、内部温度を37度に保つことができます。自動プレートローダーには10枚のプレートを搭載できるカセットを装着することができます。カセットはそのままインキュベーターに入れることができますので、プレートの管理や取り扱い中の不慮の事故の防止に効果的です。
Cell Metric CLD Cassette

規制当局への提出も見据えたレポート作成機能

大量の画像ファイルの中から目的のものを選び出す作業は多くの時間を消費します。また、作業時間が長くなるほど、人為的なミスが発生する確率は高くなります。Cell Metric®のソフトウェアには自動的にレポートを作成する機能が備わっています。レポートに掲載したいウェルが決まれば、画像は自動的に選出・貼り付けられます。
Clonality Report各撮影タイムポイント毎にウェル全体の画像と興味のある領域の拡大図を掲載することができます。

蛍光検出機能(オプション)

Cell Metric®には蛍光検出機能を搭載することができます。検出可能蛍光色は緑と赤の2つです。この機能を搭載すると、クローニング方法の開発・バリデーションや現在運用している方法の確認作業を実施することができます。
Fluorescence明視野の画像と蛍光の画像はソフトウェア上で重ね合わせて表示することができます。

セルライン構築のワークフローで使用されるCell Metric®

近年までセルライン構築のワークフローにおいて、最適な細胞株のクローニングのステップで多くの時間がかかっていました。従来はサブクローニングを伴う限界希釈とマニュアルの顕微鏡の組合せによる手法や、セルライン構築用途に開発されていない機器を組み合わせた手法により、クローニングが行われてきました。現在は、Cell Metric® CLD及び高効率で単一細胞播種が可能なシステムVIPSを組み合わせることで、このステップの効率を改善することができます。
Cell Metric Workflow

撮影画像の時系列管理とレポート作成ができる付属ソフトウェア

撮影画像の時系列管理

Cell Metric®によるマルチウェルプレートの各ウェルの撮影は、全体を小さな領域に分割して行われます。その後、ウェル全体の画像へ再構成されます。セルライン構築のワークフローでは同一のプレートが様々なタイムポイントで撮影されます。そのため、ソフトウェア上では1つのウェルもしくは1枚のプレートの異なるタイムポイントの画像が簡単に閲覧できるようにデザインされています。
Cell Metric Timeline

レポート作成機能

細胞株クローンのモノクローナリティが明らかになったウェルには、ソフトウェア上でチェックを入れることができます。チェックを入れたウェルの各タイムポイントの画像は、自動的にレポートに表示させることができます。レポートは社外への配布に最適なpdf形式、もしくは社内プレゼンへの利用に最適なパワーポイント形式のいずれかで出力することができます。

Cell Metric®の仕様

機種 Cell Metric® CLD Cell Metric®
処理速度 1プレート当たり4.5分程度
撮影範囲 エッジ部分も含めたウェル全体
撮影可能な細胞の種類 接着系細胞と浮遊系細胞
対応するプレートの種類 SBS規格に準拠した蓋付き平底マイクロウェルプレート:
6, 12, 24, 48, 96, 384, 1536ウェルプレート
撮影モード 明視野、蛍光(要オプション)
出力されるデータの形式 画像:TIFF、数値情報:CSV
温調機能 有り 無し
自動プレートローダー 有り 無し
最大10枚のプレートを設置可能なカセット 有り 無し
バーコードリーダー 有り
付属PCのOS Windows 7 64bit版
電源 100-240 V, 50-60 Hz, 2.5 A
寸法(高さ x 幅 x 奥行) 650 mm x 465 mm x 500 mm 485 mm x 465 mm x 324 mm
重量 50 kg 33 kg
データ閲覧用リモートデスクトップソフトウェア 有り(オプション)

カタログおよび資料・情報

お問い合わせ

カタログ アプリケーションノート
Cell Metric CLDカタログ(和文) イメージングとモノクローナリティの証明(英文)
蛍光によるモノクローナリティ証明の補強(英文

Solentimのホームページ

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